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カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

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PNDPがやってきた。

さて、ベナンから帰ってきて10日弱。
その間ヤウンデで半年に一回の隊員総会があって、ようやく村に戻ってきたのが5日前。
まだ現実に戻りきれていない中、ディレクターから「PNDP」が村に来る、という話を聞かされた。

「PNDP」(Programme National de Developpement Participatif)は、日本語に直すと「参加型国家開発計画」、だろうか。
要は、お上が勝手に立てる開発計画ではなく、現地の人の意見を聴き、それに基づいた地域ごとの開発計画を作ろう、という趣旨で組織されたカメルーンの国家プログラムらしく、そこの人たちがこの辺の村にもやってくるということなのだ。

ただ、「村にやってくる」とはいっても、村ごとに開発計画を策定するわけではなく、各村で集めた情報を基に、村の一段階上の自治体である「郡」の開発計画を作るそうだ。
(カメルーンの行政単位は、まず国の下に「州」が全部で10州あって、州の下が「県」、更にその下に「郡」がある。)
私の住むKediaはBokito郡の中にあるので、今回はBokito郡の開発計画を作る、ということである。

Bokito郡の中には全部で34の村がある。
これは郡の所轄範囲としてはかなり広いらしい(一つの郡に4つしか村がないところもある)。
というのは、要はそれぞれがあまり発展してないから、一まとまりにしちゃえ、ということのようである。

で、この34の村を、PNDPから委託を受けた地元のNGO6チームが、各村3日ずつ、全部で約2週間かけて回るそうだ。
このワークショップに、私もできるだけ参加するように、というのがディレクターの話であった。


というわけで、説明が長くなったが、隣村のEdiolomoでのワークショップの初日に参加した。
一応、朝8時から始まることになっていたようだが、日曜日のそんな早い時間に人が集まるわけもない。
11時過ぎに行ったら、ようやく人が集まりだした頃であった。正解。

さて、今日のワークショップは「問題探し」「地図作成」。
私は後に用事があって、問題探しの方しか参加できなかったのだが、なかなか興味深い内容であった。

まず、参加者を「男性」「女性」「若者」の三つのグループに分け、その中で村の問題について討議する。
次に、各グループの話し合いの中で出た「村の問題」を全体に向けて発表する。
続いて、再度グループに分かれて、全体の話し合いで挙げられた「村の問題」の中で、「優先的に解決すべき順」1~5まで順位をつける。
それから、再度全体に向けて、各グループ毎に順位の発表。
各グループの1~5位の順に、5点、4点、3点、2点、1点と点数が与えられ、全体の中でそれぞれの問題に順位を付ける。
RIMG1389.jpg

RIMG1392.jpg

面白かったのは、例えば「村の問題は、“村の電気”“道路の修復”である」、という意見が出たのに対して、PNDP側のスタッフから「それらは、“解決策”であって“問題”ではない。二つを混同しないように」という注意がきちんとされたこと。
確かに、混同しがちなのである。
また、「では改めて、何が問題か」、と問い直し、村人から「電気がないこと」「道の状態が悪いこと」という結論が出るのを待ったこと(いや、待たないで結論を言ってしまっていたこともあったかな?)。

このやり方が「正しい」かどうかは分らないが、想像していたよりきちんと考えて組み立てられたワークショップだったので、感心してしまった。

ただ、残念なことに、村人サイドのファシリテーター(進行がうまくいくように促進する人)的な立場の人が、頻繁にヒートアップして、自分の意見を強硬に主張して曲げないというシーンが何度かあった。
これじゃダメだろファシリテーター、とある意味勉強にはなったが。

結局、このワークショップがどういった結果に落ち着いたのか、見ることができなかったのが残念である。

しかし、確かに「上が勝手に決める」開発よりはいいのかもしれないが、こうやって短時間で村を回って村人集めて、お前たちの問題は何だ?と聞きだして、それを持って帰って結局上の人たちが決める「参加型開発計画」って、ホントに参加型かなぁ?
今回のワークショップのスタッフたちが“上から目線”な態度だったとは思わないし、ワークショップ自体も面白くはあったが、ホントの参加型ってなんだろう、と改めて考えさせられた。
村の人にアンケートして、それをもって自分の活動を勝手に決めている私自身にしても然りなんだけど。
そして、参加型が必ずしもよい、と決まっているわけでもないのだけど。
難しいです、開発ってホント。
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【2011/02/20 15:43】 | 活動 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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Author:コマリ
青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

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