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カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

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ネリカ研修@オンベサ

1/9~11にかけて、隊員仲間Yさんの任地であるオンベサで、ネリカ研修が実施された。

まず、ネリカ研修の「ネリカ」とは?
“NERICA”「NEw RICe for Africa」の略で、アフリカにおける人口増加とそれに伴う食糧不足・米需要の増加、という現状の打開策として、病気や乾燥に強いアフリカ米と、多収性のアジア米をかけあわせて開発された、アフリカの環境に適した新しいコメの品種群をさす。
日本で「コメ」というとまずは水田で栽培される水稲を思い浮かべると思うが、ネリカの中には畑で育つ「陸稲」の品種もあり、灌漑設備がなくても作ることができるため、現在、西アフリカから東アフリカの多くの国々で導入・普及が進められている。

ここカメルーンにおいても、近年、米の消費量・輸入量は増加の一途を辿り、その一方で国内での米生産量は低迷を続けている、というのが現状である。
そんな中、稲作やネリカに関心のある隊員向けに、この「ネリカ」を開発した、ベナン国にある「アフリカライスセンター」で、ネリカ栽培・普及に関する研修が開催される、という話があった。

私は元々ネリカに興味があったわけでも、任地で稲作の普及をしようと考えていたわけではないのだが、せっかく話をもらったことだし、現状では買うしかない米を、農民が自分たちで作るようになったらいいかも?と思い、参加させてもらおう、と思ったのだが…。

この、ベナンでの研修が、主催者側の都合がつかなくなり、当面の間延期(もしかしたら中止)、ということになってしまったのだ。

私は、そもそもが積極的な理由からの参加ではなかったので、まあしょうがないかな、くらいに思ったのだが、隊員の一人が、「せっかくネリカを活動の一つとして取り入れようと隊員たちが前向きになっているのに、それが“ベナンで研修が実施されるか否か”に左右されてしまうのは残念。カメルーン国内では同じように研修はできないのか?」と考え、事務所側に提案してくれたのである。

で、カメルーンにも一応、IRADという国立の農業研究機関があり、ネリカの普及も行っているため、事務所からこのIRADに依頼をし、カメルーン国内の隊員向けにネリカ研修を実施してもらう運びになった。

研修の実施にあたっては、事務所に↑の提案をしてくれた隊員のYさんが、IRAD側との交渉、予算組み、ホテルや食事、移動手段、研修会場の手配etc.のとりまとめを全て担当してくれた。

そして、講師の都合で何度か延期になったあげく、ようやく今回、実現に至った。
…のだが、前日の夕方にYさんが会場を見に行ったら、まだ「机を作っている」という状態だったそうで、一体どうなることやら?という感じだったのだが、いざとなったらどうにかしてしまうもので、当日はちゃんと机もできあがっていた。

講義の内容は、米の歴史、種類、イネの部位の説明、カメルーンの稲作の状況…などの一般的な話から始まり、それから圃場の準備や種籾の選別、種まきの方法など、具体的な作業についての話に移っていった。
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しかし講義はフランス語な上に英語が頻繁に混じるので、言語の切り替えスイッチの反応がニブイ私には、分らない部分も多い。
そして、分らなくても質問もできない。

それでも、今回はそれぞれのボランティアのカウンターパート(一緒に働いている現地の人。私の場合、CEACのディレクター)が一緒に出席しているので、彼らが分かってればいいかな…と思ったのだが。
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研修の二日目になって、ネリカの今後の普及に関する話になった時、「日本人ボランティアが中心になってやるべきだ」ということを、カメルーン人たちが言い出したのである。
それは違うだろう、と。

本来はカメルーン人の中で研修を行うなり何なりして広めていけばいい話だが、それがなかなか難しいからこういう研修の場をこちら側で用意したのだ。
そもそも、日本人ボランティアたちには農業の知識や経験はほとんどないし、言葉の関係から、講義の理解度も低い。
彼らの方がよっぽどよく理解できるはずである。
もちろんボランティアたちもこれから一緒にはやるが、「中心になって」やるのは彼らのはずである。
そうでなければ、そもそもカウンターパートなど呼ばないで、日本人だけを対象にやった方が、研修としてはよっぽど楽なのだ。
(時間に対する感覚とか、食事に関しての暗黙の儀礼だとか、カメルーン人がいると何かと大変)
それでもカメルーン人たちにも参加してもらったのは、そういう理由からなのに、何をおっしゃいますか!!
と私が拙いフランス語ながらも反論したところ、どうやら分かってくれたのか?
それから、講義に臨む真剣さが若干増したようで、更に、講義が終わって夜になってから、「今後の普及計画について」わざわざ時間を設けて議論までしていた。
実現するのかどうか、知らないが…。

最終日は、実際にネリカを植える、という作業。
カウンターパートたち、さすが(一応)農業のプロ?!
教室での講義と、イキイキ度が全然違うんですけど…。
それに引き換え、基本は見ているだけの日本人たち。
やっぱりこういう作業となったら、全く敵いません。
RIMG0799.jpg

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カメルーン人と日本人合わせて約15人がかりで、朝食も食べずに3時間ぶっつづけでの作業。
自分たちの作業の結果、こうやって立派な圃場ができあがるって、今まであんまり味わったことのないヨロコビである。

しかし今回の研修、二人の講師のうち一人が初日が終わってから突然「用事があって明日はこれない」と突然いなくなったり、カメルーン人たちが「昼食の場所が遠い」(実際には歩いて3分くらい)と言い出したがために、研修会場に食事を運んでこなければならなくなったり、朝食の準備をしてくれるはずの人が休みをとってしまって、急遽その代わりの人を探して、準備を手伝ったり…などなど、色々と大変であった。
しかも、色々と文句を言う割に自分たちはほとんど動かないカメルーン人たち。(最後の作業は別として)
おかげで、この研修を企画したYさんが、ほとんど講義に出席することができなかった。
しかし、カメルーン人たちは甚くご満足だったようで(本当に、彼らのポジティブさには見習うべきものがある)、「次は“加工”をテーマに研修をしたい」と言い出す始末。
ぜひ、次回は彼らに企画をしてもらいたいものである。

しかし、後半は特に彼らも真剣になってくれていたようだし、これをきっかけに今後カメルーンでネリカが広まったら面白いな。
稲作は、特に収穫後の作業などがとても大変で(機械もないし)、困難もまだまだ多いが…。

ちなみに、冒頭で触れたベナンでの研修だが、結局2月に実施されることになり、私も参加させてもらえることになった。
今回の研修で分らなかった部分も、ベナンでの研修でクリアにできたらいいな、というところ。
そしてベナンに行けること自体も、楽しみ!!
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【2011/01/11 22:41】 | 活動 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

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