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カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

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食べ物の恨みはこわいらしい。

今日は小学校で日本文化紹介の授業をすることになっている。

しかし、着いてみるとクラスには子どもたちがほとんどおらず、外の少し離れた場所で何かワイワイとしている。
どうもそこで料理をしているらしく、その方向から、子どもたちがお皿に何か乗せて教室に運んでいる。

聞くと、今日は実習(Activites pratiques)の日なのだという。
実習の日には、子どもたちめいめいが家から食材を持ち寄り、この時間に調理をするらしい。
家庭科の授業みたいに作り方を教わるのかと思ったのだが、そうではなく、家などで教わった料理を各自が作って、その出来を先生が評価するらしい。
料理だけではなく、工作や、工作の道具も忘れてしまった子どもには絵を描くという選択肢もあるらしいのだが、多くの子どもが「料理」を選ぶようだ。

そういうことで、今日はちょっと私が授業をするのは難しいが、よかったら子どもたちの料理を食べていかないか、と言われ、御言葉に甘えさせてもらうことにした。

教室の席に座って見ていると、子どもたちが次々と先生のところに料理を運んでくる。
先生はそれをちょっとだけ味見して、顔をしかめたり、「塩辛い」「煮えてない」などと厳しいコメントを残す。
その一口ずつで、子どもたちのこの授業での評価がされるらしく、先生は机の上の名前が書かれたリストに何か書きとめていく。
先生の味見が済んだ料理が、教室の前の机の上にずらりと並べられていく。
mini_RIMG0320.jpg


さて、大方の評価が終わったようで、お皿が渡され、好きに取っていい、と言われた。
好きにと言われても明らかに見た目がイケテナイ皿も多い。
先生がいくつかの皿を指差しながら、「これはまあまあ」「これもまだいける」などと教えてくれるので、それを多少参考にしながら、オムレツや魚の煮込み料理や、野菜の煮込んだもの、ごはんにピーナッツソースがかかったもの、マニョック(キャッサバ)など少しずつをお皿に盛った。
さて、いただきます。

一口目のオムレツ。
ガリっ。
あ。殻入りだぁ。
魚、ごはん、野菜はまあまあ。
マニョック…固っっ。
煮えてない。

うーん。
カメルーン料理、普段食べていても「すっごくおいしい」と思うことはあんまりないのだけど、これに比べたらレストランやお母さんたちの料理はかなりレベルが高いのだということがよく分かりました。
ごちそうさま。

さて、私が「お客さん」だから先に食べさせてもらったのかと思ったのだけど、見回すと食べているのはほとんど先生たちだけである。
作った子どもは食べさせてもらえないのか…?と思いながら見ていると、教室の入り口に子どもたちが詰めかけ、今にも入りたそうにしているのだが、先生に止められている。
どうやら、子どもたちはまだ「おあずけ」らしい(しかしなぜか数人かの子どもだけはもう中で食べている。なんで?)。
mini_RIMG0322.jpg
中には、入口と反対側にある窓から食べ物を要求している子どもたちもいて、それに対して一人の先生が取り分けてあげていた(気まぐれ?)。

さて、大人たちが一通り食事を済ませたところで、先生が教室を子どもたちに「解放」した、…その瞬間。


うわぁーっ!!!
と、子どもたちが料理に向かって突進してきた。
先に到達し、鍋に抱えて逃げようとする子どもに他の子どもがたかって、鍋の中の料理を手づかみで奪い取る。
それを死守しようとする子ども。

何コレ。
戦争?

彼らの食べ物に対する執念を見たようで、恐ろしい感じがした。



カメルーン人は(私の知っている限りは)食べることが大大大好き。
例えば何か集会があれば、食べ物付きが基本。
葬式などの際も、関係のない人が食べ物目当てでやってくることが普通にある。
むしろ、食べ物がないと人が集まらない。

のだけど、まさかこんなにお小さい時分から…。
それとも、普段あんまり食べさせてもらえないのだろうか。

カメルーンは、特に私の住む地域は、気候もよくて土壌も豊かで、食べるものはふんだんにある、と私には感じられるのだが、それなのにこんなに食べ物に執着するって、なんでだろう???

と、不思議に思いながら、戦争に巻き込まれないよう、早々に退散したのだった。
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【2010/11/24 18:01】 | 日々のこと | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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Author:コマリ
青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

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