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カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

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落ちた落ちた

シニアボランティアで小学校教諭のAさんが、私のやる環境教育の授業を見に来てくれた。

授業の中身は、絵を見せながら、
・ごみをそこらへんに捨てると何がいけないか
・ごみにはどんな種類があるのか
・それぞれの種類のゴミはどういう処理をするのがいいか
とかそんな話をする。
なるべく分かりやすく、対話方式で楽しみながらできるようにはしたつもりだけど、でもやっぱり子どもたちにはちょっと難しいみたい。
それに、大人たちよりはまだマシだろうけど、完全に習慣になっちゃってる「ポイ捨て」を、一回の授業だけでなくすのはやっぱり難しいだろう。
けど、まぁ頭のどっかに残ってくれてたらいいかな、という感じでやっている。

終わった後にAさんが、子どもたち相手にちょっとしたゲームをしてくれた。

Aさん:「おーちた、おちた」
子ども:「なーにがおちた?」
Aさん:「りんご!」
子ども:(両手を前に出して、落ちてくるりんごをキャッチ)
Aさん:「げんこつ!」
子ども:(両手で頭をかくす)
Aさん:「雷!」
子ども:(耳を押さえる)
mini_RIMG0103.jpg

「なにが落ちたか」をとっさに判断して、反応する、というゲーム。
最初はフランス語で、そのあと、「おちたおちた、なにがおちた?」の部分だけ日本語を教えた。
子どもたち、すぐに覚えて大盛り上がり。
さすが。

Aさんのような、学校で活動するボランティアの活動の主旨は、一言で言えば「情操教育の普及」。
カメルーンは、就学率で言うとアフリカの中では比較的高いものの、教師の意識は一般的に高いとは言えず、教科書に書いてある内容を読んで板書きし、それを覚えさせるのがよくある授業の流れのようだ。
「考える過程」だの「個性」だのはあまり重視されていない。
例えば、図工にしても「絵を描きましょう」となったら、お手本になってる絵をできるだけ忠実に再現することが「正解」なのである。
学校隊員でないので詳しい説明はできないが、そこに対して、日本の教育の良い部分を取り入れて、図工や音楽や体育などの活動を普及させることを通して、子どもたちの豊かな精神的発達を促すそう、ということ…なのだと私は解釈している。

とはいえ、私の環境教育と同様、これをやったから今すぐに何か変化が起こる、というわけではない。
「おちたおちた」の効果で子どもたちがものすごい反射神経がよくなったり歌がうまくなったり、ましてや勉強ができるようになるわけでもない。
けど、こうやって、他の国から来た人たちが、普段と違うやり方で何かを教えてくれたり、楽しませてくれたり、その経験は、子どもたちの将来にとって「何か」にはなるはずだと思う。
そして、その子どもたちがこの国の未来をつくっていくのだ。

協力隊の、ボランティアの活動って、そんなものかもしれない。
今すぐ何か目に見える効果が出ればそれに越したことはないけど、それってなかなか難しいし、場合によっては長続きしないものだったりすることもある。急激な変化には弊害もつきものだ。
今は分からなくても、いつかよい変化をもたらす。
今のところそれくらいしかできることはないのかもしれないし、それでもいいんじゃないだろうか。

私の村人との活動も、どうしても焦ってしまう時はあるけど、それでも村人が、新しいことを知ったり、今までとは違う考え方を知ってくれたら、それが今後何らかの良い変化をもたらす…かもしれないし、だといいな、と思うんだけど。
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【2010/11/03 11:31】 | 活動 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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Author:コマリ
青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

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