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カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

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犬好きの人は見ない方がいいです

犬好きの人は見ない方がいいです

今日は隣村で“儀式”があるので、一緒に見に行こう、と誘われた。
何の儀式か、と聞くと、お清めだという。
ある男の人が車を運転していて、人を挽いてしまったのだとか。
挽かれた人は、亡くなってしまったらしい。
このように人を殺してしまった場合、お清めのための儀式をするのが習わしなのだそうだ。

ところで、カメルーンの主要宗教はキリスト教である。
地方によっては、イスラム教が主のところもあるが、私が住む村のあたりはほぼ100%がキリスト教徒だ。
村の人たちは宗教への関心が高く、お前は何教徒だ、とよく聞かれて、返答に困る。
適当に仏教だとでも答えてしまえばいいのかもしれないが、なんとなく嘘をついているようで、相手が真面目に聞いているような時には日本人の宗教観を語ってみたり、それほどでもなければ、「ちょっと仏教、ちょっとキリスト教、ちょっと神道」と言てみたり、特定の宗教は信仰していない、と答えてみたりする。
そうすると、「でも神様はいるでしょう」とか、「じゃああなたを作ったのは誰?」とかそういう話になってくる。
議論好きの彼らに「神様はいない」などと答えるとなんだか恐ろしいことになりそうなのだが、私にはどうも一神教の発想は受け入れにくいものがあって、「神様はたくさんいる」と言うと、「でもその中で一番エライ神様がいるでしょ」とか、なんだかめんどうくさい話になってくるのだ。

このように“敬虔な(?)”クリスチャンの彼らなのだが、それはそれとして“土着宗教”のようなものもしっかりと残っており、私にはちょっと不思議に思われるところなのだ。
村には何人かの“Notable(辞書をひくと「名士」「有力者」「権力者」などとあるのだけど、どうもぴったりくる日本語が見つからない)”と呼ばれる人たちがいて、村の大事ごととなると、彼らが集まって会議を開いて話し合いをする。それとは別に、お金を受け取ってまじないのようなこともする。
このお役目は世襲制のものらしくて、赤いカポっとかぶる形の帽子やら、小さな箒やら、動物の皮を剥いで開きにしたような敷物やら、竹をあんだバッグやら、彼らだけが持っているNotableの“証”グッズみたいなものがいくつかある。

で、前置きがずいぶん長くなってしまったのだけど、今日行われる儀式も、彼らのうちの一人が行うものらしい。
で、とにかくまぁ見にいってみることにした。

着くと、「これはちょうどいいタイミングに来た」という。
当の、人を挽いてしまった男の人と、その奥さんらしき女性が、広げたビニールシートの上に座らされている。
後ろには、見物人らしき人々2、30人も集まっていてその様子を見守っている。
で、そこに…

犬が、運ばれてきた。
大きな、黒に茶が混じった毛の犬で、大人の男の人二人がかりで、前脚と後ろ脚をそれぞれが持ち、逆さづりにされている。
こ、これは、
なんだかいやな予感がする。

二人がおもむろに、犬の前後の足を右と左にひっぱり、胴をねじらせた。
そこに鉈をもった男の人がもう一人登場。
そしてそのわんこの…胴を…

(この辺はもうちょっと見てられなかった)

次に見た時には、一人の男の人が下半身だけになった犬を相変わらずぶらさげていた。
更に、首から上もお別れさせられ、例の男性の奥さんが、そのお顔とご対面させられたりしている。

こここれは、ちょっとつらい。

これが鶏とかヤギとか豚ならまだよかった。
まだ食べ物だと思える。

けど、犬は、犬はちょっと。

だって犬はトモダチじゃん。
犬は家族じゃないか。

と、思うのだが。
こんなことがあると知ってたら、見に来なかったのに。

という話を一緒にいたカメルーン人にしたら、それは我々にとってもそうだ、とのことだった。
ただ、彼は人を一人死なせてしまっている。
それだけのことをしてしまったら、それを補えるだけの“代償”を送らなければならないのだ。
だからと言って、人間を送るわけにはいかないから、その代わりに犬を犠牲にするのだ、ということだった。

なるほど、話は分かった。
でも、やっぱり、それはそれとして、彼らの理屈を頭で理解することはできても、気持ち的にはしんどいものがある。

一通りの儀式が済むと、例のごとく食事が振舞われ、それを平然と平らげる彼ら。
(いえ、私も食べましたが。)

しばらく、夢とかにでてきそうだなぁコレ…。
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【2010/10/20 23:07】 | 日々のこと | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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Author:コマリ
青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

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