On continue!
カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 |

水と電気と道路

今日はBongandoという隣近所の村を訪ねることになっている。

もともとは特にこの村で活動をする予定はなかったのだが、先日の原爆展の際に近くの村の村長たちにも招待状を出した中で、この村の村長は当日、村の開発委員会の会長の女性を連れて、雨の中わざわざ足を運んできてくれた。

その時に「うちの村は水の問題がとても深刻」で、それに関する活動をしてもらえないか、という話をされたのである。
更に後日、再度足を運んできてくれ、ディレクターも交えて話したところ、「(その村で私が活動をすることについて)書面で正式に申し入れてほしい」というディレクターからの要望があり、それにもきちんと応えてくれたため、ようやく訪問の運びとなった。
(正直なところ、私としてはわざわざそんなことはするのは煩わしいと思ってしまうのだが、どうも紙というか、儀礼的なものが好きな文化なようだ)

村長がバイクを持っているので、8時に私を迎えに来てほしいと頼んであったのだが、あいにく朝からなかなかの雨であった。
雨が降っている間はものごとは進まないのが暗黙の了解なので、止むまでは来ないだろう、と高をくくっていたのだが、9時頃、まだ雨が降っている中で彼の息子という男性がやってきた。
これまでの雨天時の経験から今日は来ない可能性もあるかなぁとすら考えていたところだったので、ちょっと驚いた。
ここに至るまでの対応といい、なかなか真剣さが伺えて好もしい。
それだけ問題が深刻ということもあるのだろう。

Bongandoに行くまでの道は、もともと良くないのだろうが、雨のせいで溝ができていたりぬかるんでいたりと、これまで私がMotoで経験した中では最悪のコンディションだった。
しかし運転してくれた彼(本当は村長の息子ではなく従兄に当たるらしい)がその道に慣れていたおかげで、どうにか転ぶことなく村までたどり着くことができた。

村に着くと、村長と開発委員会の会長が出迎えてくれ、その後村人も続々とやってきて、最終的には20人以上が集まった。
mini_RIMG3072.jpg mini_RIMG3073.jpg mini_RIMG3084.jpg
今回の訪問目的は、まず村の環境を知ること。
特に村の問題について。

以前に聞いた通り、この村は安全な水がないことがなによりの問題ということだった。
2500人いる人口に対して、機能している井戸は二カ所しかなく、それもそのうち一つはあまり調子がよくないそうだ。
給水塔があるのだが、もう20年くらい前に壊れてしまい、そのままになっているので、給水塔から繋がっている何カ所かの井戸も使うことができないそうだ。
そのため、井戸から遠い場所に住んでいる村人たちは、畑の水(要は泥水)を飲まざるを得ず、それによる病気も多いということだった。
飲む前に水を沸かすか、と聞いたところ、沸かしていないという。
沸かした方がいいことは分かっているのだが、実際にそれをするのは難儀だということなのだろう。
市の予算でこの問題に取り組めないのかと聞いたが、市はお金がない、という答えだった。

そこでまず、ボランティアの役割は、住民たちの自律的な発展の手助けをすることで、基本的にはお金を出すことはできない、ただ、水の問題に関してはいのちに関わる問題なので、住民たちがその費用の一部を負担することを前提として、こちらがそれを補完する枠組みがあるかもしれないと説明した。
しかし私が今まで行った村では水に関してはほとんど問題がなかったので、私はそれに関する情報をほとんど持っていないので、次回JICAに行った際にそれに関する情報を集めてくる、とも。

また、この問題はすぐに解決できることではないが、水を沸かすことで病気に対処することはできるのではないかと、このような状況にこそふさわしいと思い、例の3口の改良かまどを紹介したところ、非常に興味をもってくれた。

その後、バイクに乗せてもらって村をぐるっと一周した。

一カ所目の稼働している井戸は、私の家の近くにあるのと同じタイプなのだが、汲みあげる水が少ないのか、回すのがかなり大変で、水の出もとても悪い。
mini_RIMG3078.jpg
二カ所目は、ここだけがきちんと動いているという井戸。
mini_RIMG3080.jpg
南京錠をかけて管理してあった。
しかし、広い村の中で、この二カ所の井戸はかなり近接した場所に設置してあり、離れた場所に住んでいる住民がここまで毎日汲みにくるのは確かにとても難しいだろうと思われた。

他にも、建設されたもののお医者さんがいないために放置された病院。
mini_RIMG3077.jpg mini_RIMG3076.jpg
このような、バイク一台しか通れない道が大部分を占める地区。
mini_RIMG3082.jpg
そして、6つある地区のうち、電気が通っているのは一地区しかないということなのだった。(ただし、電気はもうすぐ行きわたる予定になっている、ということだった。でも電気がなくても人は生きられるけど、きれいな水がなければ死んでしまうのだから、明らかに水の問題を解決するのが先だとおもうのだが)

この村に比べたら、水の問題はほとんどなく、道もそれほど悪くなく、大部分の家庭に電気が行きわたっている私の村はとんでもなく良い環境のように思われた。


村長の家に戻ると、水の調達が困難な中で、私のために食事を用意してくれた。
来週の水曜日にもう一度訪問する予定になっているので、その時には以前に他の村でやったように、地図づくりをする約束をして、今日のところはおいとましたのだった(帰りもきちんと家まで送り届けてくれた)。


しかし救いがあるのは、村長がとても熱心な上に話の分かる人であること、それに、問題が深刻なだけに、活動に対して村人の協力が得やすそうだということである。
(比較するものでもないが、この村に比べたらうちの村人の生活の困り具合なんてたいしたことないのでは、とすら思ってしまった)
村長は、日本が井戸建設などの援助をしていることを知っており、実は以前に日本大使館を訪れたこともあるそうなのだった。
その際に、同じ郡内に日本のボランティアがいるという話を聞いていたのだそうだ。

まだ一度訪れただけだから分かっていない部分も多いのだろうが、こういう村でこそ活動のし甲斐がありそうだなぁ、というのが今日のところの感想である。
(しかし後から聞いた話では、この村長は村人に好かれていないということだった。とてもいい村長だという印象なのだが…村の人間関係は、本当に複雑だ。濃いだけに。)


その後自分の村に帰ると、昨日の石鹸セミナーの話を聞きつけた村人何人もが、「作った石鹸ちょうだい」「俺の分はどこ?」などと聞いてくるので、本当にがっくりさせられた。
何のためのセミナーだと思っているのだか。
一人一人は別に悪意もなく言っているのだろうが、半年ここにいてもそういう意識の人が大半だと思うとがっかりである。

しかし出来具合がちょっと心配だった石鹸自体の方は、ちゃんとうまい具合に行ったようで、ひとまず満足。
切ったところ。
mini_RIMG3090.jpg
スポンサーサイト
【2010/09/10 21:20】 | 活動 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |
<<蟻地獄 | home/a> | 第一回石鹸セミナー>>

コメント

もう、なんかいろいろ大変だね…(×_×)
でもそんな中
毎回なんとかカタチにしてるよね!
すごい!!!


ところで
ヒロミのメーリスなんだがパスワードがわからなくて仮登録までしかいけないみたいなんだ(汗
お手数なんだけど
ヒロミにパスワード
教えてもらえるかな?
【2010/09/13 02:34】 URL | もちうさ #BWYTTCPQ[ 編集]
やぁやぁ 異文化?ずっぽり☆
鍛えられますね~。

浴衣姿のコマリさん、めんこいんでないかい!9642(' ')!
【2010/09/14 09:09】 URL | ままリン #-[ 編集]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

プロフィール

コマリ

Author:コマリ
青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

カレンダー

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。