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カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

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原爆展@Kedia

Kediaで8/12、13と原爆展を行った。

この展示会は、原爆に関するポスターやDVDを見てもらうことを通じて、戦争の悲惨さや平和の大切さについて考えてもらおう、というもの。
これらのポスターやDVDは、広島の平和記念資料館から提供されたものがあり、広島出身の先輩隊員などがここカメルーンで既に何度か原爆展を開催している。

カメルーンは今まで戦争を経験したことのない国だけれども、日本の戦争経験を知ってもらうことで、この先も平和を続けていけるように、ということと、プラス、「戦争」とまではいかなくても、私の暮らしている地域は、残念ながら村人同士がとてもよい関係にあるとは言い難く、「あいつは頭がおかしい」とか「病気だ」とか陰で言っているのを聞くことがけっこうあって、村落開発普及員の私としては、彼らの間での協力関係なしに発展もなにもあったものではないのでは、という思いがあり、「違う考え方や個性を持った人たちも認め合いましょう」というメッセージも伝えたいという意図がある。

また、前回私が参加させてもらった、別の場所での原爆展などで、「こんな状態からどうやってその後日本は今のように発展したのか?」ということに興味を持つ人が多かったので、日本の戦後の生活改善活動についてのビデオ(英語版のを先輩隊員がフランス語に訳してくれたもの)を見てもらい、外部からの援助による発展ではなく、自分たちの持っているもので、自分たちの工夫により生活を良くしていくということも考えてもらいたい、とも思っている。
というのは、この国もしくは私のいる地域では「持てる者が持たざる者に与える」という文化が浸透しており、それは必ずしも悪ではないのかもしれないけれど、私が見ている限り、「困っても誰かが助けてくれるからそんなにがんばらなくてもいいや」という考えがどこかにあって、それが自主的な努力による発展を妨げているような感じがするのだ。
現金収入のある時は貯金もせずにビールを飲みまくり、お金のない時期には「100Fくれ」などと平気で言ってきたりする人も少なくない。
だから、「人に期待するんじゃなくて、自分たちで何とかしよう」と思ってほしい。
というのも、私の今回の原爆展開催の狙いである。

必要な資料などの類は先輩隊員がすでに残して行ってくれたものを使わせてもらうだけなのでかなり楽をさせてもらったのだけど、それでもなかなか事前準備がいろいろたくさん。
・日程決め
・場所決め
・当日のプログラムの決定
・「歓迎の言葉」を考える
・チラシ・ポスターの作成
・招待客のリスト作成
・招待状作成・配布
・予算作成
・ガイドの依頼
・宣伝
・必要物品の運搬
エトセトラ。

自分ひとりでできる準備はそんなに大変じゃないのだけど、他の人が絡んだりすることはちょっとめんどうくさい。

まず、「当日のプログラム」。
ディレクターと一緒に考えたのだけど、カメルーン人はけっこう儀礼を重んじる人々で、こういうイベントの時には必ず開会式などのセレモニーを行うものだと思っている人が多い。
セレモニーには飲食が付き物で、かつ、招待状を送られる=食べる権利がある、というのが一般的な考えらしい。

私としては、セレモニーを予定してもまず時間通りには集まらないので、待つ人が出たりするのも、飲食の用意をしなければならないのもわずらわしく、そもそもこういった機会に開催側が飲食の面倒まで見ることの必要性が分からないので、セレモニーを行うこと自体あまり気が進まなかったのだけど、上司の希望もあり、今回は慣習に従ってセレモニーを行うことにした。
しかし、なぜか食事の準備について私の方で手配することになってしまい、もちろん私はこのような儀礼に習熟しているわけではない上、あまりやりたくもないことだったので、とても頭を悩まされた。

また、「ガイド」。
これは、ポスターなどを言葉で説明する人がいた方がいいということと、質問が出た時も、フランス語できちんと答えられる人がいた方がいい、ということで、他の地域での原爆展でも毎回誰かしらにガイド役をお願いしている。
プラス、今回は日本の生活改善活動についてのビデオを流す予定にしているが、このビデオのナレーションが英語なので、これをフランス語で説明する役も、このガイドにお願いしようと思っている。
ディレクターなどに相談した結果、村長の秘書をしている男性がいいのでは、ということで、彼にお願いしたところ、快く引き受けてくれたので、事前に資料などを渡して勉強してもらった。
また、彼が病気になったりした時の保険と、もう一人ガイドがいれば、一人がポスターの説明をしている間にもう一人がビデオの通訳をする、ということもできるのではというディレクターの提案があり、後から隣村に住んでいる学校の先生にもこの役をお願いした。
そこまでは良かった。

しかし、直前の打合せの予定がなかなか合わなかったり(というか一人が飲んだくれて待ち合わせのことを忘れたり)ということが何度か重なり、その状況に業を煮やした別の友だち(彼はどうやら自分がガイドをしたかったようなのだが、私があまり頼みたくなかった)が、「俺がやる」と言いだしてガイドの一人に渡していた資料を勝手に持ってきたりと直前になってドタバタがあった。(結局ギリギリになって、どうにか「できる」状態にはなったのだけれど)

その上、会場となるCEACの部屋のコンセントに電気が通ってなくて、その工事が前日の夕方まで始まらず、このままではプロジェクターが使えないのでは…とハラハラさせられたり。

という感じで事前の準備はなかなか大変だったのだが、前日からは、隊員仲間が日替わりでたくさん手伝いにきてくれ、本当に彼らのおかげでどうにか形にすることができた。

大雨+村のお葬式とのバッティング(食事が出るので、だいたいの村人はそちらにいってしまう)というかなりの悪条件の上、「通りすがりの入場者」がありえない立地条件(サバンナのどまんなか)の割には、一日目は約100名、二日目は約50名という入場者数はそれほど悪くなかったんじゃないかと思う。
ただ、「絶対行くよー」と言っておいてきてくれなかった人も少なからずいて、ちょっとがっかりさせられてしまったのだが。

セレモニーももちろん時間通りには始らず、最初に来ていた客が「もう帰る」とまで言い出した頃にようやく始ったり、頼んでいたガイドの一人が連絡もせず二日とも来なかったりとトラブルには事欠かなかった。

しかし個人的には、まず第一にたくさんの隊員仲間が私の村に来てくれたというだけでとても嬉しかったし(もう二度とないんじゃないだろうか)、来てくれたお客さんたちが、それぞれに何かを感じてくれたことで、当初の目的が多少なりとも果たせたのではというところに関しては、やった甲斐があったなぁ、というところ。

事前に飲んだくれていたガイドの彼も、当日は期待以上に活躍してくれ、質疑応答の際にも、フランス語の達者でない私に代わって、今後の村の発展についての考えを立派に述べてくれたのもとても嬉しかった。

今回の原爆展、大変なこともあったけど、あえてそこに目をつぶれば、隊員仲間のみんなや、村人の何人かが、報酬なしでおしみない協力をしてくれたことが何よりありがたく、本当に頼もしかった。
やってよかった、と思う。

もう一回やりますか?と聞かれたら、ちょっと、しばらく考える時間をいただきたいと思ってしまうけれど。

さて、以下は<写真で見るKedia原爆展の様子>

宣伝用ポスター
ポスター

入口
mini_RIMG2898.jpg

開会式のようす
mini_RIMG2914.jpg

「歓迎の言葉」もみんなけっこうしっかり読んでくれた
RIMG2903.jpg

ポスターの説明をするガイドのモイーズ
mini_RIMG2934.jpg

熱心にメモを取る人も
RIMG2948.jpg

映像に見入る人々
mini_IMG_1508.jpg

子どもたちは折り紙に夢中☆
mini_IMG_1089.jpg

二日目、終わった後の夕日がとてもきれいでした
mini_IMG_1118.jpg

夜は同期のYがごちそうを作ってくれた!
mini_IMG_1123.jpg


それにしても痛切に思ったのは、自分の語学力の足りなさ。
生活する分にはもう特に困ることはほとんどないけど、仕事で込み合った話や深い話になってくるとなかなか思うようなことが伝えられない。
今回の原爆展でも、色んな方から質問をもらい、答えたいと思うのだけれどうまく言えず、何度ももどかしい思いをした。
勉強しないとなぁ。

ここ一ヶ月近く、ほとんどこのイベントに向けて走ってきたのだけど、これからまた普通の活動に戻らなければなりません。
さてさて。
(ちなみにこの後一週間で体調を崩しました。意外と弱っちいなぁ)
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【2010/08/24 20:24】 | 活動 | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) |
<<ガスを買いに。 | home/a> | 来たものと去る人。>>

コメント

お疲れさま!!
大変だったようだね(>_<)

でも、大きな企画を動かした経験は今後ものすごく役に立つだろうね☆

ひとまず休んでまたぼちぼち頑張りましょ♪
【2010/08/28 06:19】 URL | たっち #-[ 編集]

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Author:コマリ
青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

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