On continue!
カメルーンで青年海外協力隊として活動するコマリの日々の記録。

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困ってる人たち

隣の家の女の子が訪ねてきて、「ちょっと助けてほしい」と言うので何かと思ったら、「娘にワクチンをするための200FCFA(日本円で40円くらい)がない」とのことだった。
普段は誰かに金貸して、と言われても貸さないんだけど、さすがに出さないわけにもいかなかった。

彼女は本当にびんぼーだ。
父親と妹と3歳と1歳の自分の子どもと一緒に住んでいて、結婚はしてない。
父親はうちの天井工事遅れの元凶だった例の大工で、畑仕事もしてるみたいだけど、もうかなりいい年で、あまり稼いでいるとは思えない。
ちなみに彼の弟は、うちの大家であり農村開発委員会の会長でもあり、首都に住んでいて、車も持っていて、村にも家があって、けっこう稼いでいる感じなのに、なんで兄弟でこんなに違うのだろうか。
で、まぁそれはともかく。

お金がないなら働けばいいじゃん、と言いたいところだけど、彼女も別に働いてないわけじゃない。
広くはないけれども自分の畑を持っていて、とうもろこしとかピーナツとかを育てているみたいだ。
がっつり働いているという風には思えないけど、小さい子どもがいるから、仕方がないのかもしれない。
でも、問題は、畑の仕事は、今日働いても月末にお金が入るわけじゃないってこと。
それに彼女が育てているのは換金作物じゃないから、売っても多分大した稼ぎにはならないんだろう。
村では大抵、男の人がカカオやオレンジなどの換金作物を、女の人がとうもろこしやピーナツなどの自家消費用(と言っても全部が自家消費じゃなくて、一部は売る)の作物を育てるという役割分担があるみたいなのだけど、なにせ彼女結婚してないから、夫の収入に頼ることもできない。
若くして、結婚もしないで子どもを産むってことは、こーゆーことなんだよなぁ。

ちなみに彼女はたまに油とかも借りにきたりする。
私は「外国人はお金を持っている」「だから金くれ」という発想は好きじゃないし、援助依存を助長するようなことはしたくないので、基本的にお金を貸したりあげたりはしたくないのだけど…。
でも、だからと言って、油なしで料理すればいいじゃんとは、ワクチンしなくても死なないと思うよとは言えないし、じゃあでも何て言えばいいんだろう。
どういう対応が一番望ましいのだろう?
確かに私は村人に比べたらかなりお金を持っているし、200Fや油のちょっとくらい、私の生活の中ではなんてことないし、本当に困ってるんだから、あげたことは間違ってないとは思うけど。
考えすぎなのかな?
きっとこれは多くの隊員がぶつかる問題なのだろうと想像するが。

そんなことがあったあと、今度は(多分)村一番の金持ちのミシェルの家に遊びに行った。
彼は11ヘクタールの畑を持っていて、年収は、前聞いたところによれば600万CFAあるそうだ。
働き者で、朝早くから畑に出かける姿をよく見る。
妬みからか村人にはあまり好かれていないようだけど、私はよく面倒を見てもらっている(ジャムを作る時に使ったレモンは、彼が大量にくれたものだ)。
しかし、そんな彼にも悩み相談をされてしまった。
それは、大量に作っても売る場所がない、ということだ。
そう、それがこの村の問題の一つである。
食べ物はいくらでもある。
でも、売る場所がない。マルシェすらない。
彼曰く、
「俺はものすごく働いて、もう疲れた。どっかのホテルでもお前のところの大使館でもいいから、卸し先を見つけるのを手伝ってくれないか。10トンだろうが20トンだろうが、トラックがあれば週に3日でも4日でも5日でも、毎回満タンにして運べるぞ!こんなに働いて、いくらでもとれる、けど…何にもならないんだ!」
とのことだった。
いや、力になれるものならなりたいけど…。
申し訳ないけど、そんな大した者ではないのです私。
俺のことを忘れないでくれ、帰るまでに助けてほしい…と言われても、うむむむむ。

隣の女の子は、お金がなくて困ってる。
ミシェルはたくさん働いていて、ある程度お金があって…でもやっぱり困ってる。
いやはや、難しい。

ところで、今日村に帰ってくる予定だったディレクターが、一旦戻ってきて、またヤウンデに行ってしまった。
本当は、これまでの調査結果を彼に報告して、そのあと省庁の人とか、市長とか、村の人たちの前で発表したりとか色んな予定があったのだけど、そこらへんには触れることなく、僕はもう一回ヤウンデに行くから。来週月曜に戻ってくる、その間できることをやっていて、とのこと。
彼、とってもマジメなんだけど、やっぱりカメ人なんだなぁ。ゆるぅ。

でも…、ひゃっほー!
自由な時間だ!
これまでなかなかゆっくり村を廻る時間がなかったので、この間に色んな家に行ってみようっと。
自転車を乗り回して!
【2010/05/26 13:09】 | 日々のこと | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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コマリ

Author:コマリ
青年海外協力隊として、2010年1月よりカメルーンへ派遣。職種は村落開発普及員。

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